こんにちは、Kです!
前回は学費負担軽減のための支援制度「専門実践教育訓練給付金」についてお話しました。今回は毎月の生活費の補助として受給できる制度「教育訓練支援給付金」についてお話します。
教育訓練支援給付金は、働きながら資格取得や職業訓練を目指す人の生活費を支援するための制度です。この制度は、特定の条件を満たした方が教育訓練を受講する際、生活費の一部を補助するもので、特に失業者やキャリアアップを目指す方に活用されています。
制度の概要
支給額:支給額は月ごとに設定され、失業保険に準じた生活費が支給されるため、収入を失うことなく訓練を受けられるメリットがあります。
支給期間:最大で2年、特定の条件を満たす場合は延長されることもあります。私が通学していた専門学校は3年制でしたが、社会人はみんな3年間この給付を受けていました。
給付金の対象者
雇用保険の被保険者であり、所定の加入期間を満たしている方。
該当するか心配な方は一度ハローワークへ相談へ行ってみるといいと思います。
利用できる訓練
厚生労働省が指定する教育機関や訓練プログラムに限られ、職業能力を高めるものが対象です。たとえば、看護学校や福祉、IT分野の資格取得のための訓練が含まれます。
申請の流れ
ハローワークでの手続き: まずハローワークで事前に申請し、受給資格を確認します。
受講と報告: 半年ごとに出席状況や学費の報告が求められます。
出席率は8割と厳しめです。基準を満たさなければ給付は打ち切りとなります。夏休みなどの長期休暇中は通学日数が減るため、1日休んだだけでも出席率が8割を満たなくなることもあるので注意が必要です。この給付金は、学校に通い始めてすぐに支給されるものではなく、失業保険期間を過ぎてからの支給となります。
私の選択
私もこの制度を利用しようと受給決定までされていましたが、ひとり親家庭に対して行われている制度(ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金)があることを知りそちらを利用しました。もともとの収入が低かったので、支援給付金でもらえる金額と、一人親制度の金額と比較するとそっちのほうがよかったのです。なにより、失業保険をもらいながらその制度を利用できるとのことだったので(きちんと市役所に相談しました)、入学して3か月くらいは、失業保険と支援給付金を頂いていました。入学してからもテキスト代などいろいろかかったので助かりました。
次回は、実際に私が受け取った教育訓練費についてお話ししますね。実際に受けとった金額について詳しくご紹介できればと思います。
※上記の制度は、私が利用していた当時のものです。条件や内容が変更される場合もあるので、必ずご自身で最新の情報を確認してくださいね。
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